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Channel: mitakeつれづれなる抄
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祖父江砂丘と大変貌した森上駅

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 今日は、祖父江砂丘で行われた、祖父江サンドフェスタの砂の造形を見てきました。
 サンドフェスタの本番自体は、10月10日と11日でしたが、砂の造形オブジェは、18日まで展示するとのことで、行ける日だった今日、行ってきました。

 祖父江砂丘とは、木曽川の流れ、旧中島郡祖父江町の大字祖父江から大字拾町野にかけての木曽川左岸に広がる砂地。
木曽川の流れに乗った砂が、流れがゆっくりになるこの辺りで、伊吹おろしの風に吹かれて、左岸に堆積したものです。
この砂を使ってのイベントが中島郡祖父江町時代から行われており、その名は「サンドフェスタ」。

 フェスタの目玉は、豊富な砂を使っての造形作品作り。

 祖父江町時代には、何度か制作過程の様子を見ることが出来ましたが、稲沢市編入以降は、本番はもちろんのこと、制作過程も見ることが無いまま過ぎました。

 祖父江町時代には無かった、最大の変化は、フェスタ本番の日は森上駅から送迎バスが出ていたこと。祖父江町時代は送迎バスは無く、地元の方や縁の方が知るのみのイベントでした。森上駅からのバスを用意することで、遠隔地からの来場者も狙っているもの。

 過日、ラジオの中継で、このサンドフェスタの砂の造形から中継があり、本番が過ぎても18日までは、展示するということで、久しぶりに行ってみました。

 そこまでの交通機関は無いので、少し遠いですが、祖父江ふれあいの郷まで稲沢市コミュニティバスを利用します。


 ここからが遠い。今日はふれあいの郷が休館日でしたが、バス発着のため、敷地の門は開いていました。


 村祭りの様子ですね。幟が立っています。


 堤防を越して、木曽川の流れに近づきました。


 悠々と流れます。川幅は1km以上あります。


 家からも養老の山々が見えますが、ここまでくると、間近に見えます。


 砂の造形展示。場所が変わったようです。以前の祖父江町時代は、先に見える木の列の向うでした。


 国府宮神社のはだか祭りの奉納鏡餅。


 作品にも稲沢市のものが多くなりました。はだか祭りなので、儺追布。


 祖父江町には、善光寺東海別院があります。今年は善光寺さん御開帳の年。(御開帳はもう終わりました)


 屋根の造形が上手い。



 四国は、土佐のくろしおと波。


 波の造形が上手い。


 約2時間ほどの滞在の後、ふれあいの郷へ。
休館日ですが、バスが出入りしますので、少し開いています。


 帰りのバスは、国府宮まで乗るつもりでした。
 しかし、往きに乗ったバスで見た、森上駅前の大変貌が凄まじく、これは降りて見なければならないと、予定を変えて、森上駅で下車し、尾西線で一宮へと戻ることに。

 その大変貌ぶりの森上駅前。


 駅前の旅館「森上屋」は残っていますが、直接車で葉乗りつけられない構造に。


 有名なお菓子屋さん、松月堂はそのままですが、何やら行きにくい構造に。


 ガソリンスタンドはどこ行った。


 森上駅に至る道と、八神道とさらに細く狭い道が交差する、五叉路はそのままでした。


 松月堂さん前から北を見ますけど、写っているガソリンスタンドがシェル石油で、移転(立ち退き)した店舗のようです。


 松月堂さん前から森上駅。


 昔の八神道。左に見えるロータリーには、古い家が並んでいましたけど、立ち退きになったのだな。


 尾西線と八神道が交差する踏切付近から。


 理容店や自転車預かり所が並んでいたのですけど。新聞店も。
 それとガス屋さんもありました。


 八神道踏切付近は、昔のまま。こういうの見るとホッとします。


 駅前ロータリーなので、バスの発着・転回は容易になりました。


 元はホームだったところのバス転回用スペース。
ここは名鉄の敷地なので、ロータリー計画には入っていなかったらしい。


 森上駅は善光寺さんへの下車駅。
 石碑は柵の中へ閉じ込められてしまっています。これは以前からのことです。


 この石碑は、大正に入ってからの建立。その当時は、この1番ホームにも旅客列車が発着していたのだろう。


 奥町駅から持ってきたゴミ集積用の箱はそのまま。


 昔からの森上旅館と食堂「のんき屋」。
 この光景は変わらないけど、地べたが違っています。アスファルトではなく、歩道タイル。


 このたこやき屋さんは、そのまま残っていた。嬉しい。
久しぶりに店の大将と会い、ロータリー建設の話をいろいろと伺いました。


 ここのたこ焼き屋、事前に電話するように、とされていまして、祖父江砂丘で森上駅に寄ることを決めた時、タコ焼き屋さんにも寄るつもりになり、電話しようとして、ハテと手を止めました。「ロータリー建設で立ち退いているかもしれない」。
 バスを降り、行ってみたら店がありました。大将にそのことを放したら、笑ってました。

 なんでも、昨年の秋から工事が始まり、こんな姿になったのは、今年春とのこと。

 この変わり様は、単に変わった、ではなく、恐ろしいほど。
 街の姿が変わると、痴呆症が起きる、という説がありますが、その説が何となくわかります。

 少しずつの変化なら兎も角、いろいろあったものが一気に無くなってしまう。
過日の茨城県の水害でも、そんな感じ(感覚)だったのでしょうか。

 森上駅前の超大変貌を見て、それは恐ろしい感覚になりました。

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