Quantcast
Channel: mitakeつれづれなる抄
Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

野生動物との衝突は悩みのタネ

$
0
0
 京都新聞web版記事からです。京都府北部を通るJR西日本などの路線で、鹿や猪などの動物と衝突することが多々あり、しかしローカル線ゆえにあまり対策に費用もかけられず、困っている、との記事。
記事:野生動物の列車衝突増加 京都府北部、悩むローカル線

 京都府北部の地域は、猪が多いところですね。鹿は全国的にいます。
 こうした小動物と衝突しても、車両側に大きな損傷は起きないものの、衝突後の確認などで、ダイヤに影響がありますし、車両への大きな破損がなくても、ブレーキ管が破損し、ブレーキが効かなくなることもあり得ます。
 また衝突防止で、出没区間は速度を落として、運転することもあり、列車遅延でダイヤに影響します。

 小動物対策で、動物が嫌がる匂い、例えばライオンなどの猛獣の糞を混ぜたものをバラストに撒いたりしたことがありますが、匂いの効果は限定的で、やがて動物は慣れますし、匂いも日が経つと薄れていきます。

 同じく小動物対策ではJR東海のキハ85形で、正面にスポンジクッションを付けたものがあり、一定の効果があります。

 記事の写真に、線路沿いに網を張ってある画がありますけど、出没区域全てに張り巡らせることは経費的も無理な話で、JR東海の特急形キハ85形のように、衝突しても柔らかな衝撃で受け止め、線路外に押し出すのが、一番手間がかからなそうな対策かもしれません。


 小動物との衝突では、私も経験しました。JR西日本ではありませんが、JR東海の管内。
 関ケ原町地内を走行中、急に速度が落ち、やがて停止。非常停止ではなく、常用最大でした。
 暫くして、鹿と衝突した旨の案内放送。
 おかげで8分ほど停車の後。少し回復して大垣駅へは7分遅延で到着。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 810

Trending Articles