1月22日、東京地方を含む関東地方南部は大雪となりました。この降雪予報は前々から出されておりましたが、予想より早い積雪で、その影響は多方面に及びました。
特に22日午後、東京地方に大雪警報が発表されると共に、会社などの企業は従業員に、ほぼ一斉に帰宅指示を出したようです。
そこで発生したのは、鉄道の拠点駅での凄まじい混雑。
雪が降ると間引き運転で混乱に拍車がかかった、と某マスコミは伝えていましたが、22日退勤時の混雑は、普段はあまり乗客が多くない時間帯に、一気に退勤の人が集中したためです。ダイヤ編成のイロハがわかる者として少し。
つまり大雪警報発表で、勤務者の帰りの脚を確保するために企業側が業務を、早くに終了させたまではよかったです。しかしこれが各社一斉で、しかも雪が理由なので、「アフターファイブ」に出かける人もいなく、それこそ一気に駅に集中した語り。
鉄道都心方向の輸送は、朝ラッシュ時は、一日の輸送量のうちの約4割が1時間に集中します。この集中する4割に鉄道は輸送資源を投入させるわけですが、対して夕方退勤時は、朝ほど集中しないのでかつてのような「夕ラッシュ」と言えるほどのものはありません。
その集中しない理由が、退勤したら飲みに行ったり、カルチャーセンターへ行ったりなどの「アフターファイブ」をなさいます。
しかしながら、22日はそうした「アフターファイブ」が無く、一気に帰路へ。更にそうした企業から一斉に家路に向かう人が集中した結果が、渋谷駅などで人が溢れた光景です。
鉄道各社が運転整理(間引き運転)を始めたのが夕方頃ということですので、間引き運転が帰宅難民を生み出したわけではなく、帰宅時の混雑を長引かせた因です。
類似の例で、昨年か一昨年の台風襲来でJR西日本がとった策。台風の予報で、進路が近畿地方に影響を与えそう、ということで間引き運転をする、ということを事前に発表しました。
このことはマスコミを通じて広く伝わり、企業側も台風が夕方から夜に接近するという日、昼過ぎの時間、ほぼ一斉に仕事を終えたため、台風でアフターファイブも無く、一斉に大阪駅へ集中したため、大混雑になってしまいました。
今回の雪と同じ構図で、本来想定していない数のお客さんが集中したため、輸送しきれずその結果が乗り切れない人が溢れてしまう、ということです。
勤務者の帰宅時のリスクマネジメントを考え、勤務終了を繰り上げた結果が裏目に出てしまいました。
真のリスクマネジメントを考えれば、雪(又は台風)が予想される日は、最初から出勤なさらない方が得策ですが、そうはいかないところでもあります。
ダイヤ編成から見たイレギュラーな輸送のお話しでした。
そんな一気にお客さんが増えたら臨時に増発できないものか、という声があるようです。
これも実際には極めて困難です。第一に車両と乗務員手配。
仮に手配出来たとしても、列車番号が無い列車は、運行管理システムが認識せず、信号・進路が構成出来ません。
路面電車ならともかく、ただ動かすのにバックでいろいろあるのが現代の鉄道です。
特に22日午後、東京地方に大雪警報が発表されると共に、会社などの企業は従業員に、ほぼ一斉に帰宅指示を出したようです。
そこで発生したのは、鉄道の拠点駅での凄まじい混雑。
雪が降ると間引き運転で混乱に拍車がかかった、と某マスコミは伝えていましたが、22日退勤時の混雑は、普段はあまり乗客が多くない時間帯に、一気に退勤の人が集中したためです。ダイヤ編成のイロハがわかる者として少し。
つまり大雪警報発表で、勤務者の帰りの脚を確保するために企業側が業務を、早くに終了させたまではよかったです。しかしこれが各社一斉で、しかも雪が理由なので、「アフターファイブ」に出かける人もいなく、それこそ一気に駅に集中した語り。
鉄道都心方向の輸送は、朝ラッシュ時は、一日の輸送量のうちの約4割が1時間に集中します。この集中する4割に鉄道は輸送資源を投入させるわけですが、対して夕方退勤時は、朝ほど集中しないのでかつてのような「夕ラッシュ」と言えるほどのものはありません。
その集中しない理由が、退勤したら飲みに行ったり、カルチャーセンターへ行ったりなどの「アフターファイブ」をなさいます。
しかしながら、22日はそうした「アフターファイブ」が無く、一気に帰路へ。更にそうした企業から一斉に家路に向かう人が集中した結果が、渋谷駅などで人が溢れた光景です。
鉄道各社が運転整理(間引き運転)を始めたのが夕方頃ということですので、間引き運転が帰宅難民を生み出したわけではなく、帰宅時の混雑を長引かせた因です。
類似の例で、昨年か一昨年の台風襲来でJR西日本がとった策。台風の予報で、進路が近畿地方に影響を与えそう、ということで間引き運転をする、ということを事前に発表しました。
このことはマスコミを通じて広く伝わり、企業側も台風が夕方から夜に接近するという日、昼過ぎの時間、ほぼ一斉に仕事を終えたため、台風でアフターファイブも無く、一斉に大阪駅へ集中したため、大混雑になってしまいました。
今回の雪と同じ構図で、本来想定していない数のお客さんが集中したため、輸送しきれずその結果が乗り切れない人が溢れてしまう、ということです。
勤務者の帰宅時のリスクマネジメントを考え、勤務終了を繰り上げた結果が裏目に出てしまいました。
真のリスクマネジメントを考えれば、雪(又は台風)が予想される日は、最初から出勤なさらない方が得策ですが、そうはいかないところでもあります。
ダイヤ編成から見たイレギュラーな輸送のお話しでした。
そんな一気にお客さんが増えたら臨時に増発できないものか、という声があるようです。
これも実際には極めて困難です。第一に車両と乗務員手配。
仮に手配出来たとしても、列車番号が無い列車は、運行管理システムが認識せず、信号・進路が構成出来ません。
路面電車ならともかく、ただ動かすのにバックでいろいろあるのが現代の鉄道です。