新幹線車両の台車枠の亀裂で、走行できなくなった車両が留め置かれたままの東海道新幹線名古屋駅の上本(上り本線)14番線。車両撤去への作業が行われてるとのことですが、車両撤去で線路復旧は、16日以降だそうです。
毎日新聞web版:名古屋駅の上り線、終日遅れ
産経新聞web版:名古屋駅で停車したままの車両、移動へ 亀裂の台車、詳しく調査
NHKニュース:新幹線台車亀裂 名古屋駅ホーム復旧は16日以降
動かそうにも、亀裂が入った台車が破損するかもしれず、日比津の車庫への収容がままならず、とりあえず仮台車に交換してこの場から動かせるようにするのだそうです。
14番宣は、線路の右は旅客ホーム、左側は広告の看板がずらりと並び、場所が限られ、どうやって仮台車に履き替えるのだろうかと思いましたが、東京方の16~14号車を切り離して引き出し、当該の13号車を東京方の広い部分までなんとか動かして、そこでクレーンで吊り上げ、仮台車を履かせ(交換し)、日比津の車庫まで動かすのだそうです。
新幹線車両、N700は、外幌式の連結部で、本来は車庫でしか作業をしない、車両分割作業は幌の取り外しという面倒な作業があります。車庫でしか行わない、と書きましたけど、厳密には車庫で編成替えということは今は殆ど無く、工場(車両検査の工場)で分割くらいで、手狭な場所での作業です。
上本(14番線)が使えず、新幹線の運行ダイヤにはいささか影響がでています。現行のダイヤでは、上り線は名古屋駅において追い越しは無いですが、ホームは両面使用しています。のぞみ号と一部のひかり号は14番線、他のひかり号とこだま号は15番線使用です。
車両撤去が済むまですべての上り列車は上1番線(15番線)での発車で、発車順序を変更させない他、所定の発車時刻よりも早く出発させることは出来ません。
新幹線列車は、動き出してから最後部がホームを離れるまでと、先頭部がホームにさしかかり停止するまでは約1分かかります。
現行ダイヤでは、15番線の1線だけの使用でもなんとか裁けそうですが、起動時、駅進入時の余裕時間では1線使用では余裕がありません。
名古屋駅から東京方面ののぞみ号にお乗りに鳴られた方は、よく見かける光景ですが、のぞみ号が発射するホーム反対側には次発のひかり号・こだま号が同時進入する光景が望めることがあります。
これが15番線の1線使用ではこのようなことができず、先行列車が確実にホームを離れてから次の列車がホームに進入できるようになります。
そのため、名古屋駅手前で到着を待つ列車が「渋滞」する形で約10分程度の遅延がでているようですが、あまり大きな遅延にはなっていないようです。
そんな「名古屋駅渋滞」の派生的影響なのか、名古屋駅始発のこだま号が、お客さんを乗せずに名古屋駅を発車させてしまったそうです。
Yahooニュースより:「こだま」客200人乗せ忘れ…バックし乗せる
13日の名古屋駅を20時29分に発車するこだま684号が、名古屋駅でドアを開けずに発車してしまい、駅員の非常ボタン操作で緊急停止させ、約20mの後退でドアを開け、お客さんを乗せて、改めて発車したとのこと。
Yahooのニュースには記されていませんでしたが、14番線に動けない車両があり、その影響で全体に遅延気味。
所定では20時22分発の不定期のぞみ号の遅延で、始発のこだま684号はホームへの到着も遅れます。
車掌が乗り込み、ドアを開けてお客さんを乗せ、ドアを閉めて発車、という発車までの手順ですが、遅延気味で運転士も焦っていたのでしょうね。ドアが開く前に運転台のドアランプの閉を見て、そのまま発車させてしまったようです。
車掌と電話でお互いに列車番号の確認をする、という手順も忘れています。遅延による焦りですね。14番線が使えないことによる間接影響です。
ちなみに、一度後退(バック)してお客さんを乗せた、ということですが、動き出した距離が約20mと短い上、新幹線は各列車の位置を東京の指令所で確認できますので、後続の列車に対して、停止措置を取ったうえで、こだま684号を約20m後退させたのでしょう。
このトラブルでさらに10分以上の遅延が増幅したことかと思います。
🌟🌟🌟
しかし、マスコミは新幹線の「安全神話」とウザイ。新幹線には安全神話なんてございません。あるのは、不断の努力のみです。
毎日新聞web版:名古屋駅の上り線、終日遅れ
産経新聞web版:名古屋駅で停車したままの車両、移動へ 亀裂の台車、詳しく調査
NHKニュース:新幹線台車亀裂 名古屋駅ホーム復旧は16日以降
動かそうにも、亀裂が入った台車が破損するかもしれず、日比津の車庫への収容がままならず、とりあえず仮台車に交換してこの場から動かせるようにするのだそうです。
14番宣は、線路の右は旅客ホーム、左側は広告の看板がずらりと並び、場所が限られ、どうやって仮台車に履き替えるのだろうかと思いましたが、東京方の16~14号車を切り離して引き出し、当該の13号車を東京方の広い部分までなんとか動かして、そこでクレーンで吊り上げ、仮台車を履かせ(交換し)、日比津の車庫まで動かすのだそうです。
新幹線車両、N700は、外幌式の連結部で、本来は車庫でしか作業をしない、車両分割作業は幌の取り外しという面倒な作業があります。車庫でしか行わない、と書きましたけど、厳密には車庫で編成替えということは今は殆ど無く、工場(車両検査の工場)で分割くらいで、手狭な場所での作業です。
上本(14番線)が使えず、新幹線の運行ダイヤにはいささか影響がでています。現行のダイヤでは、上り線は名古屋駅において追い越しは無いですが、ホームは両面使用しています。のぞみ号と一部のひかり号は14番線、他のひかり号とこだま号は15番線使用です。
車両撤去が済むまですべての上り列車は上1番線(15番線)での発車で、発車順序を変更させない他、所定の発車時刻よりも早く出発させることは出来ません。
新幹線列車は、動き出してから最後部がホームを離れるまでと、先頭部がホームにさしかかり停止するまでは約1分かかります。
現行ダイヤでは、15番線の1線だけの使用でもなんとか裁けそうですが、起動時、駅進入時の余裕時間では1線使用では余裕がありません。
名古屋駅から東京方面ののぞみ号にお乗りに鳴られた方は、よく見かける光景ですが、のぞみ号が発射するホーム反対側には次発のひかり号・こだま号が同時進入する光景が望めることがあります。
これが15番線の1線使用ではこのようなことができず、先行列車が確実にホームを離れてから次の列車がホームに進入できるようになります。
そのため、名古屋駅手前で到着を待つ列車が「渋滞」する形で約10分程度の遅延がでているようですが、あまり大きな遅延にはなっていないようです。
そんな「名古屋駅渋滞」の派生的影響なのか、名古屋駅始発のこだま号が、お客さんを乗せずに名古屋駅を発車させてしまったそうです。
Yahooニュースより:「こだま」客200人乗せ忘れ…バックし乗せる
13日の名古屋駅を20時29分に発車するこだま684号が、名古屋駅でドアを開けずに発車してしまい、駅員の非常ボタン操作で緊急停止させ、約20mの後退でドアを開け、お客さんを乗せて、改めて発車したとのこと。
Yahooのニュースには記されていませんでしたが、14番線に動けない車両があり、その影響で全体に遅延気味。
所定では20時22分発の不定期のぞみ号の遅延で、始発のこだま684号はホームへの到着も遅れます。
車掌が乗り込み、ドアを開けてお客さんを乗せ、ドアを閉めて発車、という発車までの手順ですが、遅延気味で運転士も焦っていたのでしょうね。ドアが開く前に運転台のドアランプの閉を見て、そのまま発車させてしまったようです。
車掌と電話でお互いに列車番号の確認をする、という手順も忘れています。遅延による焦りですね。14番線が使えないことによる間接影響です。
ちなみに、一度後退(バック)してお客さんを乗せた、ということですが、動き出した距離が約20mと短い上、新幹線は各列車の位置を東京の指令所で確認できますので、後続の列車に対して、停止措置を取ったうえで、こだま684号を約20m後退させたのでしょう。
このトラブルでさらに10分以上の遅延が増幅したことかと思います。
🌟🌟🌟
しかし、マスコミは新幹線の「安全神話」とウザイ。新幹線には安全神話なんてございません。あるのは、不断の努力のみです。