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路線バス・終点一つ手前運行打切って行政処分

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 昨日、中日新聞と、MSNトピックに掲載があった記事からです。兵庫県の阪神バスが運行する路線バスで、運行計画に定められたとおりの運行をしなかったとのことで、車両を10両/日の使用停止とする行政処分があったそうです。

MSN記事:阪神バス、終点寄らず車庫に戻る 運輸局が行政処分 兵庫
 阪神バスというのは、阪急阪神ホールディングス傘下の阪神電鉄の子会社です。

 記事によれば、8月5日の夜、尼崎市内の43系統、阪急武庫之荘発、阪神尼崎行きの運行便。
 この便が終点、阪神尼崎停留所の一つ手前の、昭和通停留所を過ぎた所で乗客がおらず、執着の阪神尼崎停留所まで行かずに、そのまま車庫に帰って行った、というものです。
 これをたまたま目撃した人がおり、その者からの通報で発覚したとのこと。

 路線図(一部)


 左上から右へ緑色の線が43系統。これが、阪神尼崎まで続いていますが、終点一つ手前の昭和通で運行を止めてしまったものです。
 担当した運転士への聞き取り調査で、「乗客もいないし、(終点に)行かなくてもよいと思った」と話しているとのことです。

***
 こういうの、いけなかったのですね。私もこの運転士と同様に、最終乗車停留所を過ぎた時点で乗客がいなければ、運行を打ち切ってもよいと理解しておりました。
 そうしたら今日、こんなニュースがありました。Yahooニュースから。
Yahooニュース:<岐阜バス>終点手前で運行打ち切り 行政指導受ける

 この記事によれば、各務原市役所前から新那加駅北口へ向かう路線で、時間帯は分かりませんが、10月に三回、終点の一つ手前の新那加駅で乗客がいなくなり、運行を打ち切ったとのことです。阪神バスの場合と同じ状況ですね。

 この記事にありますが、「事前の運行計画で届けてあれば」、最終乗車停留所を過ぎた時点で乗客がいない場合に運行を打ち切ってもよいのは、事前の届出によるものなのですね。
 なので、乗客が0でも最終の終着停留所まで「きっちり」運行しなければならないのでした。

***
 とすると、以前あった名鉄バスの名古屋空港~名古屋市内ホテル系統、名古屋市内中心部のホテルと名古屋空港を結ぶ路線で、これを名古屋空港から乗ってみました。勿論、始発の国際線からです。乗る時に運転士から「どこまで行きますか?」。なぁ~んとなく嫌な予感。というのは、名古屋空港発は、国際線うぃ発車してからは、国内線で乗車扱いをした後は乗車停留所は無く、そのままホテルへ直行。名古屋市内ホテルは当然降車のみです。
 なので降りるお客がいないホテルへは行かない恐れがあり、案の定、的中。乗車時に「最終停留所まで行きます。」と伝えたもので運転氏は少々面食らったでしょうね。航空旅客のホテルへの運送路線なので。私の身なり見て、どう考えても国際線からの客ではないですね。

 ただ単に、どんなルートを経るのか乗ってみたかっただけです。しかし、最終停留所は名古屋観光ホテル。東急ホテルには寄りましたが、そこから伏見の日航ホテル(だったかな?)へは行かず、名古屋観光ホテルへ直行。
 仕方がないので後日リベンジで、もう一度乗ってみました。やはり東急ホテルから名古屋観光ホテルへ直行。なのでいまだに、伏見付近の経路が分からずにいます。
 ある日、名鉄バス本社の人に、「どんな経路?」って聞いてみましたが、具体的にはご存知なかったです。

 これも本来は、降車専用ながら、運行しなけければならなかったのか。或いは「運行計画の届出」で、降車客がいないホテルは通過でもよかったのだろうか。
 中部国際空港の開港で、名古屋空港からの名古屋市内ホテル系統は廃止されましたので、今はありません。

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