神戸新聞web版からです。阪神高速道路公社は阪神高速道路の電光情報表示で、渋滞の区間表記を「渋滞銭湯-末尾」であるものを「末尾-先頭」の順に変更するとのことです。
接続する名神高速道路では、渋滞末尾-先頭の表記であることから、間違えやすく、統一することとしたとのことで、2017年度中にでも実施。
記事:阪神高速の渋滞情報表示 最後尾からに変更します
阪神高速道路のラジオで聞く交通情報では、渋滞の先頭地点銘で、何キロという情報。俯瞰的な情報では、たしかに先頭-末尾ですが、実際に走行する自動車の立場からすると、渋滞の末尾から順に先頭に至りますね。末尾からの方が走行する順になります。
神戸新聞記事の挿絵から。
この例は、地点から3号神戸線ですね。大阪から神戸方面へ西へ向かう方面。深江から魚崎を経て、摩耶、神戸市街地に近い生田川の順になります。
その道路の、「摩耶~深江」間で渋滞していることから、自動車の走行順で深江の方を先にするものですね。
運転者側の立場からすると、その方が理に適うと思います。
現在の「渋滞先頭-末尾」は、地図上で確認する情報としては最適ですが、運転者の立場とは言えないような気がします。
***
ところで名神高速道は、渋滞末尾-先頭という表記なのですか。つまりこの付近だとすると、岐阜県から愛知県での上り線ですと、「岐阜羽島-一宮」というような表記。
それは気付きませんでした。ラジオの交通情報では、地点名から何キロという情報。時々、最後部の名前を伝えることもあります。「〇〇を過ぎると、渋滞が現れます」というような感じで。
***
もう一つ「ところで」。渋滞というものは、中々先頭と末尾はハッキリしないものです。よく「渋滞の先頭はなにをゆっくりしているのだ!」とか「止まっているのか?」などと言われますが、自動車の動きを鳥になった目で見ていると、あるところから突然渋滞が始まるわけではなく、自動車の走行速度が落ちてきたな、と言える状態からそれが後方に伝わると、とうとう「停滞」にまでなってしまいます。
この速度が落ちる、という理由に、僅かな速度低下の要因があると、その後方を走行する自動車は前車よりも速度が落ちる傾向があり、それが後方に伝わると大きな速度低下、即ち渋滞になります。
阪神高速ではないですが、中国自動車道の宝塚西トンネルは渋滞の名所。西宮市の名塩地区にある高台の住宅地からはその中国道の宝塚西トンネルの手前の部分を見下ろせます。
東行き、つまり宝塚西トンネルに向かう自動車の通行量が多いな、と思ううちに、視点の左の方、つまり自動車の走行方向(トンネルのすぐ手前)の動きが滞り始め、ストップランプの赤い灯がいっぱい。そうした状態が徐々に右に続き、ものの3分もしないうちに見える範囲の約1kmが渋滞となりました。
まさしく渋滞が発生する場面を見たわけです。
接続する名神高速道路では、渋滞末尾-先頭の表記であることから、間違えやすく、統一することとしたとのことで、2017年度中にでも実施。
記事:阪神高速の渋滞情報表示 最後尾からに変更します
阪神高速道路のラジオで聞く交通情報では、渋滞の先頭地点銘で、何キロという情報。俯瞰的な情報では、たしかに先頭-末尾ですが、実際に走行する自動車の立場からすると、渋滞の末尾から順に先頭に至りますね。末尾からの方が走行する順になります。
神戸新聞記事の挿絵から。
この例は、地点から3号神戸線ですね。大阪から神戸方面へ西へ向かう方面。深江から魚崎を経て、摩耶、神戸市街地に近い生田川の順になります。
その道路の、「摩耶~深江」間で渋滞していることから、自動車の走行順で深江の方を先にするものですね。
運転者側の立場からすると、その方が理に適うと思います。
現在の「渋滞先頭-末尾」は、地図上で確認する情報としては最適ですが、運転者の立場とは言えないような気がします。
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ところで名神高速道は、渋滞末尾-先頭という表記なのですか。つまりこの付近だとすると、岐阜県から愛知県での上り線ですと、「岐阜羽島-一宮」というような表記。
それは気付きませんでした。ラジオの交通情報では、地点名から何キロという情報。時々、最後部の名前を伝えることもあります。「〇〇を過ぎると、渋滞が現れます」というような感じで。
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もう一つ「ところで」。渋滞というものは、中々先頭と末尾はハッキリしないものです。よく「渋滞の先頭はなにをゆっくりしているのだ!」とか「止まっているのか?」などと言われますが、自動車の動きを鳥になった目で見ていると、あるところから突然渋滞が始まるわけではなく、自動車の走行速度が落ちてきたな、と言える状態からそれが後方に伝わると、とうとう「停滞」にまでなってしまいます。
この速度が落ちる、という理由に、僅かな速度低下の要因があると、その後方を走行する自動車は前車よりも速度が落ちる傾向があり、それが後方に伝わると大きな速度低下、即ち渋滞になります。
阪神高速ではないですが、中国自動車道の宝塚西トンネルは渋滞の名所。西宮市の名塩地区にある高台の住宅地からはその中国道の宝塚西トンネルの手前の部分を見下ろせます。
東行き、つまり宝塚西トンネルに向かう自動車の通行量が多いな、と思ううちに、視点の左の方、つまり自動車の走行方向(トンネルのすぐ手前)の動きが滞り始め、ストップランプの赤い灯がいっぱい。そうした状態が徐々に右に続き、ものの3分もしないうちに見える範囲の約1kmが渋滞となりました。
まさしく渋滞が発生する場面を見たわけです。