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Channel: mitakeつれづれなる抄
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大阪空港(伊丹)へ連絡鉄道を検討・阪急電鉄

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 神戸新聞web版記事からです。阪急電鉄が大阪空港(伊丹空港)へ、空港連絡鉄道を検討しているとのことです。ルートは、阪急宝塚線曽根駅から分岐し、空港ターミナルへ乗り入れ、梅田駅と大阪空港とをダイレクトに結ぶというもの。

記事:阪急、大阪空港へ新線検討 梅田と直結

現在、梅田(大阪市の北のターミナル)から大阪空港へは、空港バスで行くのが一般的です。鉄道もありますが、阪急宝塚線で蛍池駅でモノレールに乗り換えです。この蛍池駅の乗り換え、結構歩きます。空港バスは直行で乗り換え不要ですが、阪神高速の道路状況によっては時間が読めません。
 なので時間がしっかりしている、阪急+モノレールで行かれる方もおられますが、やはりネックは蛍池駅の乗り換えですね。阪急電車(急行)が10分間隔、乗り換え先のモノレールも10分間隔で、これが案外接続していません。走れば間に合うかも、というタイミング。モノレールは途中駅なのでこんなダイヤですが、関西空港への鉄道が人気でもあり、やはり大阪空港へも鉄道があるといいと考える方が多いのでしょう。

 大阪空港への新線は、宝塚線の曽根駅から分岐するそうです。地図。


 豊中駅から分岐させると、豊中への輸送力増にもなりますが、空港新線の建設の具合から、曽根駅になったのではないかと思います。
 しかしこの間には住宅が多数経っている場所。グーグルマップの航空写真。


 新しい鉄道は、平面交差(踏切)が禁じられており、地べたを通すことはないですが、曽根駅からの分岐直後でもう建物支障です。
 新線の大部分は地下とすると思いますが、建物の移転補償はかなり大きくなりそうです。

***
 しかし、なぜ今、大阪空港への鉄道新線でしょうか。関西空港開港以前の大阪空港は国際路線も一手に引き受けて、それなりの便数もありましたが、今は国内路線のみ。大阪空港は航空路線としては幹線の路線がいくつかあり、国内線の利用者も多いです。鉄道はあると便利ですが、建設費の費用対効果を考えると、難しいのではないかとおもっておりました。その「難しい」ことに阪急が取り組むとのことで、どのような考えがあったのでしょうか。
 一つには、大阪市内を南北に通り抜け、JR阪和線、南海電鉄線と直通する「なにわ筋」線計画に阪急も加わり、現状では阪急電車はty苦痛出来ないものの、有機的に結びつけることができ、大阪空港と関西空港とが鉄道で結ばれることになります。
 その辺りを狙っているのではないかと思います。

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