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Channel: mitakeつれづれなる抄
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ポケモンGOながら運転事故の判決

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 今日、昨年一宮市内で起きた、ポケモンGOのながら運転で、横断歩道を渡る小学生をはねた事故の裁判判決があり、マスコミで多く報道されました。
 ツイッターのニュースサイトでも引用があり、ANNニュースからです。
ANNニュース:「ポケGO」ながら運転…死亡事故に判決 父の思いは(動画あり)
Yahooトピックのニュース:「ポケモンGO」死亡事故で禁錮3年判決

 ポケモンGOのゲームをしながら自動車運転で、死亡事故に至ったということで事故は大きく報道されました。
 しかもこの亡くなった子のお父さんがCBCラジオのリスナーさんだそうで、他人の感じがしないです。

 禁錮4年の求刑に対し、判決は禁錮3年となりました。
 いわゆる「量刑相場」というものですね。

 しかしお父さんや、家族の事を考えると、3年でのこのこ出てくるのは許せないと思います。
 ながら自動車運転は、未必の故意(の殺人)もあるようにも思いますが、現状の刑事訴訟では無理です。

 でも、考えてみればこの被告人も気の毒です。
 いつもの通りトラックを運転して、いつもの通りスマホを取り出して、ちょっとやってみようでやっただけ。
 横断歩道も、路面にただ白い塗料が塗られただけの場所。
 いつも通り歩行者(横断者)の有無を確認する意識がはたらかずにそのまま走行しただけ。

 たまたま横断しかけた被害者の小学生の発見が、ポケモンGOのプレイにより遅れた、というもの。
 前にも書きましたかが、仮にこの被告人、ポケモンGOをやっていなかったら、横断歩道で止まったかどうか、怪しい所です。
 横断歩道では歩行者絶対優先、という意識が無い以上、普通に走行するだけです。

 ここに何度か「いつもの通り」を書きました。
 その「いつもの通り」に事故の要素があるわけです。
 今も家の前を通る自動車は、「いつもの通り」制限30km/hを無視して、高速で走っていきます。
 道路交通法を守らないのが「当たり前、当然」の風潮であるうちは、この種の事故は無くならないでしょう。

 私がまだ青二才とも呼ばれるような頃に、年上の人に聞いたことがあります。
 Q:「なぜ制限速度を守らないのですか?」
 A:「当たり前だ、制限速度+10km/hが常識だ」
 Q:「違反じゃないですか?犯罪なのでは?」
 A:「世の中、交通違反を全て取り締まっていては、社会が成り立たない!」
 だそうです。

 それでも結局、私の説が正しいことが分かり、自説を曲げずに良かったです。
 安心して、道を歩ける世の中にしていきたいです。

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