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Channel: mitakeつれづれなる抄
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京都市営バスが春から前乗り先払いへ

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 京都新聞web版記事からです。京都市営バス、現在は車両の後ろ(又は中)扉から乗車し、前扉から降りる際に運賃を支払う、「後ろ乗り後払い」ですが、これを新年度から車内混雑対策として、前扉から乗り、乗る際に運賃を支払い、後ろ(中)の扉から降りる「前乗り先払い」とするそうです。
記事:京都市バス「前乗り後降り」で車内混雑解消へ 新年度から対策

 さらに、乗車方式変更の他、一日乗車券の発売額に変更があるとのこと。
 車内混雑対策で、前乗り方式がどの程度有効となるのかの実証実験だそうで、まだ恒久的な策と決まったわけではなさそうです。

 一日乗車券の発売額変更は、現在のバス均一区間用一日乗車券は500円に対して、地下鉄にも乗れ、調整区間の市バスと一部京都バスにも乗れる、京都観光一日乗車券は1200円なので、市中心部でも市バスに集中する傾向があります。
 そこで均一区間一日乗車券の発売額を高くし、地下鉄にも乗れる京都観光一日乗車券の発売額を下げて、価格差を縮めることで、地下鉄利用に誘導させるとのこと。


 記事にもありますが、バスの車内混雑は運賃支払い方式に理由があるとされ、そこで前乗り先払いとしてどのような車内流動となるのか、その効果を見極めるとのこと。
 京都市営バス乗り回しをよく行った者なのでよく分かりますが、お客さんは降り口である前方の方に集中しがちで、前扉付近で降りるお客さんと降りないお客さんが交錯。
 そこでなかなか降りられず、遅延となったりするものです。

 地下鉄誘導は、バス均一区間一日乗車券は地下鉄に乗れないことで、観光の見どころが多くある左京区の慈照寺(銀閣寺)界隈へ、京都駅から一本で行けるバスにどうしても集中してしまいます。
 しかもこのバスの運行経路は道路渋滞の激しい所を通り、余計にバスの遅延につながります。
 銀閣寺界隈は、地下鉄烏丸線に乗り、丸田町通か今出川通を通るバスに乗れば、意外と早く到達できます。
 しかし乗り換えの手間と、費用がかさむことから、観光の方には敬遠されがちです。

 それらもあって、バスを前乗りとするとともに、京都観光一日乗車券の値下げだそうです。

 個人的な思いからすれば、私はバスは前乗り先払い支持なので、歓迎するところです。
 しかし調整区間(多区間・整理券方式のバス)は、どうなるのか。まだ何も触れていませんが、おそらくは現状通りの「後ろ乗り前降り後払い」のままだろうと思います。
 とすると、前乗りと後ろ乗りが混在することになりますが、かつての岐阜市営バスで、前乗り均一区間制と、後ろ乗り多区間制が両方あり、車両の前面に「まえのり」「うしろのり」という文字を掲げて走行していたのを思い出します。京都もそれで行くのではないかと思います。京都市は結構ご都合主義なところもある土地柄ですので。

 もう一つ、現在財布の中に、バス均一区間一日乗車券が何枚か入っています。
 しかもこれ、京都バスの嵐山地区が均一区間化、及び京都バス共通乗車以前となる前に購入したもの。
 体調を崩す前に買ったもので、もう4年使っていないことになります。
 仕方がない、穴と日付が印字される前のサラの券としてとっておくことにしよう。

 前乗り式は朗報かもしれません。京都へ出かけられない理由の一つが、バスが込んでいる点と、後ろ扉からの乗車で、腰掛に腰掛ける前に発車されそうなところです。
 前乗り方式となれば、乗車時に「座るまで待ってください」と声掛けが出来ます。京都市のバスだからお客さんのこと気にせずに発車するかもしれませんが。

 京都市営バス。中扉の車両。この100系統は、東大路通から銀閣寺方面を通るので、観光客が集中して超大混雑。


 同じ100系統の後扉の車両。後ろの扉から前の扉まで車内を移動せねばなりませんので、乗りにくい車両です。しかも大混雑・・・。

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