昨日は、九州福岡県福岡市の病院に自動車が突っ込み、多数の方が亡くなられたり怪我されたニュースがありました。
中日新聞にも記事がありましたが、スキャナ取る元気がありませんのので、web版リンクで済ませます。
記事:>病院に突入直前、車2台よける 福岡のタクシー暴走事故
中日新聞web記事は、数日経つと削除されるので、後日スキャナ画像に差し替えることにします。
この悲惨なニュースの続報ですが、報道を見聞きする限り、本当にブレーキが利かなかったのかもしれません。
車種の名前は分かりませんが、ハイブリッド車、制動(ブレーキ)はモータの回転に逆テンションを与えるような、鉄道車両でいう電気ブレーキのような構造だったそうです。
これで、ピン!ときました。この運転者は「ブレーキが利かなかった」ということですが、報道では何となく信じられない、嘘っぽい内容なニュアンスで伝えていますが、電気ブレーキということで、あくまで私の推測ですが理解できます。
というのは、以前に弊ブログで書きましたが、ハイブリッド車の中には、駆動するモータの発電作用でブレーキを利かせる構造の車両があり、いわゆる鉄道車両で言う「純電気ブレーキ」と呼ばれる構造のもの。
これが瞬間的にきかなくなるためリコールの対象になり、そこで自動車にも電気ブレーキがあったことを知るきっかけとなった記事です。
2010年2月4日記事「自動車にも電気ブレーキがあった・プリウスのニュースで」
鉄道車両の電気ブレーキは三種類あり、モータの発電作用を負荷として抵抗器に流してやるのが「発電ブレーキ」、モータの発電力を架線に流して、他の電車の負荷に与えるものを「回生ブレーキ」、モータの回転数自体を制御してやるものを「純電気ブレーキ」と呼んでいます。
いずれも発電作用が失効する場合があり、その場合は直ちに空気ブレーキが作動するので、実際の列車運転の現場では何ら問題は起こりません。
編成中のモータの一個や二個の電気ブレーキ作用が失効するのは比較的多くあることですし、そもそも電車列車は全車がモータが付いている車両ではなく、モータの無い車両もあります。モータの無い車両は、当然ながら空気ブレーキです。
なので電車列車の電気ブレーキが故障でブレーキが利かなくなることは、基本的には無いですが、自動車の電気ブレーキは、自動車は車軸は無かったですね、ということは後輪の二つのモータを制御する一つの制御器になりましょうか。
この制御器のブレーキ作用が失効すると・・・、ブレーキが全く効かなくなることが考えられます。
ちなみに鉄道車両の場合、故障しても安全側へ故障する(壊れる)ようになっていますので、電気ブレーキが故障したら、空気ブレーキが立ち上がる、その空気ブレーキが故障したら、そもそもが電車は雨動かない、という構造です(フィルセーフの考え)。
なので、鉄道車両の電気ブレーキが故障しても、表面化はしません。
ただ本当に壊れたら、検修担当が大弱りになりますが。
自動車の電気ブレーキが故障したら、サイドブレーキを引くしかないでしょうね。
ブレーキ制御の二重系で油圧や空気圧併用であればいいのですが、自動車の構造は詳しくないです。
しかし今年は自動車の暴走の結果、悲惨な事故となったことが多く目立つ年だなと思います。
弊ブログでも、記憶している限り三回書きました。
1月の長野県軽井沢町でのバス速度超過の事故に始まり、
2月の大阪市北区での暴走事故、2月28日記事「今こそ全自動車に自動作動のブレーキを取り付けたい」
5月の神戸三宮で暴走事故、5月4日記事「神戸三宮で自動車暴走」
記事にはしませんでしたが、横浜の事故以降、なぜか同類の事故が続き、昨日の福岡の事故。
ツイッターにも今年はこんな事故が目立ったと、ツイートしましたが、特に反応はありませんでした。
中日新聞にも記事がありましたが、スキャナ取る元気がありませんのので、web版リンクで済ませます。
記事:>病院に突入直前、車2台よける 福岡のタクシー暴走事故
中日新聞web記事は、数日経つと削除されるので、後日スキャナ画像に差し替えることにします。
この悲惨なニュースの続報ですが、報道を見聞きする限り、本当にブレーキが利かなかったのかもしれません。
車種の名前は分かりませんが、ハイブリッド車、制動(ブレーキ)はモータの回転に逆テンションを与えるような、鉄道車両でいう電気ブレーキのような構造だったそうです。
これで、ピン!ときました。この運転者は「ブレーキが利かなかった」ということですが、報道では何となく信じられない、嘘っぽい内容なニュアンスで伝えていますが、電気ブレーキということで、あくまで私の推測ですが理解できます。
というのは、以前に弊ブログで書きましたが、ハイブリッド車の中には、駆動するモータの発電作用でブレーキを利かせる構造の車両があり、いわゆる鉄道車両で言う「純電気ブレーキ」と呼ばれる構造のもの。
これが瞬間的にきかなくなるためリコールの対象になり、そこで自動車にも電気ブレーキがあったことを知るきっかけとなった記事です。
2010年2月4日記事「自動車にも電気ブレーキがあった・プリウスのニュースで」
鉄道車両の電気ブレーキは三種類あり、モータの発電作用を負荷として抵抗器に流してやるのが「発電ブレーキ」、モータの発電力を架線に流して、他の電車の負荷に与えるものを「回生ブレーキ」、モータの回転数自体を制御してやるものを「純電気ブレーキ」と呼んでいます。
いずれも発電作用が失効する場合があり、その場合は直ちに空気ブレーキが作動するので、実際の列車運転の現場では何ら問題は起こりません。
編成中のモータの一個や二個の電気ブレーキ作用が失効するのは比較的多くあることですし、そもそも電車列車は全車がモータが付いている車両ではなく、モータの無い車両もあります。モータの無い車両は、当然ながら空気ブレーキです。
なので電車列車の電気ブレーキが故障でブレーキが利かなくなることは、基本的には無いですが、自動車の電気ブレーキは、自動車は車軸は無かったですね、ということは後輪の二つのモータを制御する一つの制御器になりましょうか。
この制御器のブレーキ作用が失効すると・・・、ブレーキが全く効かなくなることが考えられます。
ちなみに鉄道車両の場合、故障しても安全側へ故障する(壊れる)ようになっていますので、電気ブレーキが故障したら、空気ブレーキが立ち上がる、その空気ブレーキが故障したら、そもそもが電車は雨動かない、という構造です(フィルセーフの考え)。
なので、鉄道車両の電気ブレーキが故障しても、表面化はしません。
ただ本当に壊れたら、検修担当が大弱りになりますが。
自動車の電気ブレーキが故障したら、サイドブレーキを引くしかないでしょうね。
ブレーキ制御の二重系で油圧や空気圧併用であればいいのですが、自動車の構造は詳しくないです。
しかし今年は自動車の暴走の結果、悲惨な事故となったことが多く目立つ年だなと思います。
弊ブログでも、記憶している限り三回書きました。
1月の長野県軽井沢町でのバス速度超過の事故に始まり、
2月の大阪市北区での暴走事故、2月28日記事「今こそ全自動車に自動作動のブレーキを取り付けたい」
5月の神戸三宮で暴走事故、5月4日記事「神戸三宮で自動車暴走」
記事にはしませんでしたが、横浜の事故以降、なぜか同類の事故が続き、昨日の福岡の事故。
ツイッターにも今年はこんな事故が目立ったと、ツイートしましたが、特に反応はありませんでした。