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Channel: mitakeつれづれなる抄
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ひたちなか海浜鉄道で路線延長計画

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 昨日のツイッター情報で知ったのですが、茨城県の第三セクター「ひたちなか海浜鉄道」で、路線延長計画があるそうです。
東洋経済ONLINE記事:「ひたちなか海浜」赤字路線脱し驚きの延伸へ 副題:派手な話題では再生できない「復活への軌跡」

 副題の通り、主眼は経済性です。ひたちなか海浜鉄道は、元は茨城交通湊線。常磐線勝田駅から阿字ヶ浦駅までの14.3kmの単線ローカル線です。

マピオン地図から。


 茨城交通時代は、特徴あるガソリンカーもあったり、首都圏の私鉄ながら、ローカル色たっぷりの鉄道。
 それでも終点の阿字ヶ浦駅は、近くに海水浴場があったので、常磐線上野駅から臨時直通列車がありました。これ常磐線内は急行列車だったような記憶です。
 そんな赤字ローカル私鉄なので、廃止もありうる存続問題があり、茨城県主導で第三セクター、ひたちなか海浜鉄道に経営移管されたものです。
 
 全線がひたちなか市にあるので、市名由来の感じがしますが、ひたちなか市は平成の大合併で、勝田市と那珂湊市が合併したもので、その際の命名です。常陸(ひたち)の中ですね。

 この延長計画、マイナビニュースの鉄道ニュースにもありました。これは気づかなかったです。
マイナビニュース:ひたちなか海浜鉄道の延伸案固まる - 2024年度運行開始目標

 延長区間は、終点の阿字ヶ浦駅から少し北にある国営ひたち海浜公園への区間で約3.1km。
 この国営ひたち海浜公園への足として、延長するものだそうで、ひたちなか市としては観光振興としても力を入れている地。現状は阿字ヶ浦駅から公園までバス便がありますが、地域活性には、鉄道が必要ということで、赤字第三セクター私鉄ながら路線延長ということになりました。


 私なんぞは、ひたちなか海浜鉄道というより、やっぱり茨城交通の方が印象が深いです。いえ乗ったことはありませんが、かなりなクラシカルな内燃動車があり、国鉄の幹線筋に接続するローカル私鉄の典型で、軌道の保守も今一つ、いわゆる中小私鉄でした。
 そこで存続問題が立ち上がり、第三セクターとなり、車両も新しい軽快気動車になり見た目でのイメージは一新されました。
 しかし沿線の状況は差して変わらず、経営的には厳しいまま。
 そこへ延伸を昨日知り、少々驚いている次第です。鉄道の地域の都の共生。人が乗ってこその鉄道です。(本音は、貨物も運んでこその鉄道ですが、鉄道貨物輸送は今や数少ないので)

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