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Channel: mitakeつれづれなる抄
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ルミナリエのテーマから「復興」が外れる

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 11月4日に聞いていたラジオのニュースで伝えておりました、今年の神戸市のルミナリエ。
 ルミナリエ開催の大きな目的であり、テーマとなっている中の震災からの「復興」が外れることになったそうです。
 阪神淡路大震災から20年。神戸市の被災した街の復興も進み、開催の目的から「(震災の)復興に寄与する」との部分を外すことになったそうです。

中日新聞11月5日夕刊記事より。


 「鎮魂」の部分は残るのですね。
 震災直後の街の光景を知る者にって、ルミナリエは本当に希望の光でした。
 地震のあった年の12月は、一応の落ち着きは有りましたが、何処か重苦しい空気がありまして、そこへイタリアの光のイベントを模したルミナリエが開催されると聞いて、大丈夫か?などと一抹の心配がありました。

 いざ始まってみると、毎日大勢の人。
 最初の年は、点灯した後を見ただけですが、ルミナリエは点灯の瞬間が素晴らしい、との話を伺い、次の年からは点灯の瞬間を見られるようにスケベジュールを合わせたものです。

 やがて、回を追うごとに大勢過ぎる人。
 ルミナリエ沿道の事業所からは、退勤時に重なり、帰れられへんという苦情も。

 ルミナリエ、始まって何年目かの年から、東遊園地の一角は、屋台などが並び始め、ちょっと鎮魂のテーマは兎も角、イタリアの光の祭典というイメージからはどうなのかな?などとも思いました。
 そして今年は新たな試みとして、地元の食品企業さんが協賛として会場内に出店するということで、UCCコーヒーや、風月堂のゴーフルなどが頂けるのでしょうか。

 三宮駅周辺も震災前の賑わいを取り戻し、ルミナリエの「震災からの復興」はもうどうやろ?というところでしょう。

過去の画像から、ルミナリエです。




東遊園地にある「1・17希望の灯り」の中でルミナリエ。


この辺りの灯りは、鎮魂を現すアヴィッシと呼ばれる作品です。

 youtubeに点灯の時の動画がありましたので、載せます。
 最初アナウンスがあり、続いて小学生による「しあわせ運べるように」の歌、さらに続いて、荘厳な合唱曲で鐘が鳴り、点灯です。
 この「しあわせ運べるように」は、被災地の中で生まれ、震災に打ちひしがれた人々への支えとなった歌です。

神戸ルミナリエ点灯セレモニーと点灯の瞬間 合唱曲 しあわせ運べるように


 ルミナリエ開催のテーマから、復興が外れると、この点灯の瞬間のセレモニーはどうなるのか、気になるところです。
 今年も、まだとても出かけられる体調ではないので、実際には見られません。

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